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スタッフブログ | 株式会社それからデザイン sole color design Co., Ltd ホームページ制作、WEBデザインをはじめ、広告制作を行っている「それからデザイン」スタッフによる本音トーク集。

ビートルズ生演奏─著作権法違反で有罪

Yahoo!ニュースより
ビートルズ生演奏で著作権軽視、バー経営者に有罪

このニュースは少々驚きました。以前にもある小さなダンス教室がレッスンに使っていたBGM音楽の著作権使用料を支払っていなかったとして摘発された事件があったのですが、正直、そんなことは日常の中でいくらでもあると思うのです。私も広告やデザインや音楽制作に携わる身として、著作権をキチンと管理し、運用していくことの重要性は認識しています。ただ、どこからが著作権使用料が発生するのかという線引きはとても難しい場合があります。今回の件も店がビートルズの生演奏を売りにして集客していた訳ではなく、お客のリクエストに応える形でビートルズを演奏したということらしいです。たとえばインディーズのバンドが、地元の小さなライブハウスで洋楽をカバーしたりすることはとてもよくあることです。しかしこれは、その楽曲を売りにしてお金を稼ごうという類いのものではなく、むしろその楽曲やアーティストに対してのオマージュ的な意味と、文化・芸術としての温故知新なのだと思います。本来著作権法というのは、文化と芸術等の創作者の権利を守り、その分野の発展を促す目的の上にある法律なのではないでしょうか。もし「著作権使用料を払わなければ、音楽を楽しんで演奏することすらできない」状況になるとしたら、次の世代の若い音楽家はその音楽を知ることもなくなる。もしスポーツの世界に同じようなことを当てはめるなら、ロナウジーニョのドリブルを真似したら犯罪、みたいなものです。

今回の事件は、おそらく「見せしめ」なのだと思います。たしかにタチの悪い経営をしているお店はけっこうあるのだと思います。しかし、杓子定規に「著作権法」を振りかざすことは、私たちのような小さな表現者にとって、「ライブパフォーマンス」の機会を狭められることにつながるのではないかと少々不安です。
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