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考える種を蒔く

スタッフブログ | 株式会社それからデザイン sole color design Co., Ltd ホームページ制作、WEBデザインをはじめ、広告制作を行っている「それからデザイン」スタッフによる本音トーク集。
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さとり世代が、さとっているとは思わない

うちのオフィスでは、いつもラジオ(FM東京)を流しているのですが、
時折面白いな、と思う番組に出会います。
ひとつは、伝説の人事部長、という番組。
様々な背景を抱えている就活生や、転職希望者などの相談に
“伝説の人事部長”が答えていく、という切り口です。

私自身も、かれこれ会社を立ちあげてから、6年経ちます。
その間に、採用する側として、たくさんの人と会ってきました。

テレビやラジオでは、近頃の若者に「さとり世代」というネーミングをしているようです。
はじめから高くを望まず、無駄な挑戦を避け、堅実に等身大に生きようとすることが、
さとり世代の特徴とのことです。

私も今では採用する側ですので、なるほどな、と思わないわけでもないです。
ただ、自分が20代の頃は、どうだったのか、と考えてみると、
今よりも自信はなかったし、世の中の景気も今とあまり変わらず、
就職氷河期と言われた初めの世代で、あまり大きな希望は抱きにくかった気もします。
周りの同世代も、「世界一になってやる!」なんて意気込んでいる人も多くはいなかったような気がします。
要は自分たち世代とさとり世代、あまり変わらないのではないかな、という気がするのも正直なところ。


しかし、実際に多くの若者と面接をしてみると、
みんな、仕事に対してやりがいを求めている。
そういう仕事と出会いたい、と思っているのを感じます。
自分が自分として、社会から認識されるのを渇望していることが、伝わってきます。

ただ、みんな経験がない。
自分が自分として、何かを成した手応えとか、
心の奥から感動したこととか、そういう経験がないだけなんじゃないか、と思います。

多少の語弊はあるかもしれませんが、
私自身は、人生に対しての本当の手応え、心底の感動、というものは、
やはり仕事でしか得られないもののひとつであると思います。
誰しもが、自分を必要として欲しいし、誰かの役に立ちたいという本能みたいなものが、
あるのではないか、と思います。


はじめから「世界一になりたい」というのは、
単なる妄想であり、意欲の高さとは違う気もします。

それよりも、今は自信がないけど、目の前のことに丁寧に取り組み、
少しずつ認められることで、やりがいにつながっていき、
次のステップへの欲を手にしていくことが、成長というものではないか、と思います。

私自身も、20代の頃はきちんとした目標を、誰かに説明できるような人間ではなかったです。
自分の正しいと思える仕事を、少しずつ積み重ねていった結果、
逆に30代に入ってから、目標や仕事に対する欲みたいなものが、大きくなってきたようにも思います。
そう、まだまだこれからなんです!


街を歩くと、まさに就活中であろう学生をよく目にします。
私がもし、就活生に贈る言葉があるとすれば、
「仕事って面白いもの。真剣にやればやるほど欲が出てくるよ。」
ということかな、と。

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