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考える種を蒔く

スタッフブログ | 株式会社それからデザイン sole color design Co., Ltd ホームページ制作、WEBデザインをはじめ、広告制作を行っている「それからデザイン」スタッフによる本音トーク集。
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中小企業のブランディングをお引き受けする“5つの条件”

今年もあと残すところ1週間。
クリスマスとは24日なのか、25日なのか、非常に中途半端な雰囲気の25日の朝の電車の白々しい空気感は、けっこう人間臭くて、嫌いじゃないです。

2014年は、多くの新しい出会いに恵まれました。
やはり自分にとってはじめての書籍出版があり、その後、いくつかの雑誌にも掲載していただいたり、それからデザインの活動の中でも、ここまで表に出る活動があった年はなかったので、新鮮な一年だったかな、と。

それからデザインでは、「ブランド戦略型ウェブ制作」をスローガンに掲げており、ウェブ制作を通じて、その企業をブランド化していくことを提案しています。
中小企業のブランディングをお引き受けするにあたり、私はいくつかの決め事を課しています。それを少しご紹介してみたいと思います。生意気な部分も多々あると思いますが、分かりやすくお伝えするため、正直に書いておりますので、そこは何卒ご容赦ください。

(1)その企業、その商品を好きになれるか
私はどんな相談でも引き受けるわけではありません。
ブランディングとは、そもそも、自分自身がその企業、その商品・サービスに共感を持つことから始めます。
「自分だったら、これ欲しくないなぁ」「自分だったら、この会社には頼まないなぁ」と思ったら、企画もアイデアもデザインも何も生まれません。というより、そもそもやる気が湧いてきません。「おー!この会社素敵!」という動機がすべての始まりであり、そこがないままに仕事を受けるとろくな事にならないことも経験してきました(笑)。
ですので、とっても恐縮ですが、すべてのご相談をお引き受けすることはできません。企業ブランディングは、お見合いから。同時に、私の考えや性格などが気に入らない、という方もいらっしゃると思います。ですので、「お見合い」が大切なんです。そこで、「私たち、お付き合いしてみましょうか?」という双方の気持ちの合致が大切だと思っています。

(2)一歩引いて付き合えるかどうか
しかしながら、どっぷりと相思相愛でどろどろの恋愛をするわけにはいかないのです。私はデザイナーとして、ウェブやロゴなどを考える職業人で、依頼主は企業の経営をしたり、PRを担当する職業人です。それぞれにたくさんの仕事を抱えていながら、ブランディングのプロジェクトを進めていく立場になります。
中小企業の経営者には、この感覚が欠落している方が少なからずいらっしゃいます。「自社を特別扱いしてほしい」というコミュニケーションの取り方をしてくる方も多いです。やたらと飲みに誘ってくる方も多いですが、私は漠然としたノミニュケーションよりも、しっかりと準備した会議の方が有効だと考えています。お酒は好きですが(笑)。
お互いを好きになりながらも、ビジネスとしての効率的な関係性を保つための“一定の距離感”は大切だと思っています。
しっかりとお互いの目的を達成した上で、打ち上げでぜひ飲みに行きましょう。

(3)成長意欲があるかどうか
ブランディングは、企業の価値を高めるため、成長させるために行うことです。中小企業の中には、せっかくの素晴らしい特徴を持っていながらも、成長意欲に乏しい会社が多々あります。
競合他社にはないようなコンセプトや技術力を持ちながらも、経営者自身が拡大成長を拒否している場合です。中小企業の中でも、10名以内の零細に近い、小さい会社に多いです。会社をつぶしたくない、受注がほしい、売上を上げたい、とは思っているけど、採用を強化して優秀な社員を増やしたい、という発想にならないケースです。
企業ブランディングは、会社の成長を促進することと切り離せませんので、経営者自身の意欲が欠かせません。

(4)リスクを取ることができるか
ウェブサイトをリニューアルしたい、ウェブからもっと受注を増やしたいと考える経営者は、非常に多くいらっしゃいます。これだけインターネットが普及している世の中ですので、当然でしょう。
しかし、その中で、ウェブというものに「安くできるんでしょ」という感覚を持っている方も、かなり多いという実感があります。もちろん、中小企業には、テレビCMやマスメディアを使った派手な広告を展開するような予算がないので、ウェブに一縷の望みを感じる気持ちもよく理解できます。
しかし、「限られる予算の中で、最大限にウェブを活用してブランディングを進めたい」ということと、「ウェブは安くできるんでしょ」、ということは全く違うので、後者のような感覚の持ち主からのご相談は、お断りしております。
可能性を感じて、多少のリスクを取りながらも勝負できる方と一緒に仕事をしたいと思っています。私たちにとっても、予算の限られた仕事を引き受けることはリスクです。
お互いにリスクを取りながらも、感じる可能性に向かって共に戦えるかどうかを常に見ています。

(5)努力することができるか
企業ブランディングには、時間がかかります。
ウェブを魔法の箱と思っている方が時折いらっしゃいます。公開して3日後に「受注が増えません」という方がいましたが、そういう方ほど、何もかも人任せで努力するという発想がない人です。
ウェブは、他のメディアよりも即時性が高く、成果を急ぐ中小企業向きのブランディングツールではありますが、それでも、「運用努力」は必須です。
経営者自らが発信する努力ができるかどうかは、ブランディングの成否に直結します。
私のできることは、「お膳立て」に過ぎません。それを受けて、市場へ想いを発信し続ける継続性の高い努力ができる会社は、必ずといっていいほど、成果を出しています。


…とまあ、とってもストレートに書いてしまいましたが、そういうことです(笑)。
今年一年、数名の素敵な経営者の方との出会いに恵まれました。感謝、感謝でございます。

今後もより一層の研鑽を積み、信頼していただける仕事をし続けるのみです。
たぶん、今年最後のブログになるかと思いますが、近々このブログもリニューアルして、ブランディングをテーマに定期的な発信をしていきたいと考えております。

みなさま、良いお年をお迎えください!
2014年ありがとうございました。
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